マウス買い替えました ~旧G-Tuneゲーミングマウスユーザー、つかみ持ち/つまみ持ちの人に捧ぐ~
どうも、TRYDERです。
ゲーマーにとっての武器であるマウス(Ducky Secret M)を新しく購入したので、所感を書きたいと思います。
ガジェット系の知識が無いので、なかなか詳しく説明するのが難しいですが頑張ります。
・買い替えのきっかけ
そもそもゲーミングマウスを買おうと思ったきっかけは使っていたマウスのチャタリングやクリックしても反応しない現象が頻発したからなんですよね。
マウスなんてPC関係の中でもトップクラスの消耗品なので、2年もった元々のマウスに不満はないのですが、問題は使っていたマウスに慣れてしまったということでした。
自分が元々使っていたのはマウスコンピューターのBTOパソコンG-Tune付属の旧ゲーミングマウス(画像上)。マウスの買い替えにあたって、新ゲーミングマウス(画像下)を見た時、その厳つさに驚きました。そしてエルゴノミクス(人間工学)的な外観から、恐らく使い心地も全く違うだろうと思い、G-Tuneのマウスに買い替える意思は無くなりました。
▲旧G-Tuneゲーミングマウス
▲新G-Tuneゲーミングマウス
同じような商品は無いものかと調べた結果、旧G-Tuneの元商品と思われるマウスを見つけました。
▲perixx(ペリックス)製 PERIMICE-307B
海外の通販で$10。はっきり言って安物ですが最低限の機能は有しており、光る機能とかいらない僕にとって、側面ラバーの劣化により接着剤等が溶け出してくる事以外不満はありませんでした。
しかし、このマウスは生産終了しており、後継機種と思われるPERIMICE-712は無線式になっていたのでこれも買い替えは断念。電池重量と有線の安心感を考えるとそこは譲れない点でした。
・マウス選び
まず、僕がマウスに対して要求する点は以下の通りでした。
- つかみ持ち/つまみ持ちに適したマウスであるということ
→(旧G-Tuneゲーミングマウスはサイズが小さく、つかみ/つまみ持ちに慣れてしまった)
- 本体の重量が100g以下であること
→(つまみ持ち/つかみ持ちは指先でマウスを操作するためマウス本体が軽いことが絶対条件)
- ドライバを必要としないこと
→(煩わしいから。細かい設定をするつもりもないので)
- ラバーが付いていないこと
→(旧G-Tuneゲーミングマウスの経験で、劣化するとラバーの接着剤が溶けてベタベタになるトラウマ)
- 5ボタン(左、右、ホイール、進む、戻る)であること
→(ボタンがごちゃごちゃ付いていたところでMMOするわけでもないし、誤操作が怖いから)
- DPIを低感度でも設定できること
→(旧G-TuneゲーミングマウスのDPIが1000/1500だった。自分は低感度派なのでDPIが10000も要らない)
- 有線であること
→(無線だと電池重量が気になる。遅延が無い等、有線の安心感も大きい)
- 海外品の場合、正規国内代理店を通していること
→(海外品は初期不良多そうという印象とサポートを受けられないのは困る)
つかみ持ち/つまみ持ちとは以下の画像を見てください。
▲代表的な持ち方(マウスの持ち方 - forPCActionGamer Wiki*)より転載
この持ち方は指先でマウスを操作するため、マウス自体の重量が軽いことが絶対条件です。
まず、第1候補となったのはこれ
・Razer Taipan 左右対称ゲーミングマウス(RZ01-00780100-R3A1-S)
どことなく、旧G-Tuneゲーミングマウスに似ていますし、PCゲーマー御用達のRazer社の製品なので心が動いたのですが、ドライバを入れる必要があるのと132gという重量から断念。
Razer社の製品はSynapseというドライバを入れないと使うことが出来ず、ユーザー登録が必要なようです。ドライバの不具合等でマウスにまで影響が及ぶのは面倒ですし、マウスを使うためにユーザー登録だとかログインだとかしなければいけないことへの煩わしさも感じたので他にデバイスが見つからなかった場合の候補になりました。
次に候補となったのはこれ
・SteelSeries SENSEI RAW [Frost Blue]
人々にゲームに適したマウスを意識させた傑作マウスであるIntellimouse Explorer 3.0に近い形状をしたSENSEIシリーズは第一線で活躍している多くのプロゲーマーが使用しています。
SENSEIもドライバが必要なのですが形が気に入っており、在庫があれば即決していたのですが、国内の在庫も無いようでプレミア価格が付いています。
マウス本体がラバー仕立ての製品もあるようなのですが、レビューを見ると劣化で全体がベタベタして、軽く拭くと繊維が付着するなどネガティブな意見が多かったのでこれも見送り。日本人の手の大きさに適したSENSEIより一回り小さいKANA v2も検討したのですが、これもプレミア価格になっておりStealSeries製品はここで諦めました。
最後まで迷ったのがこの二つ
・Razer DeathAdder Elite エルゴノミック ゲーミングマウス (RZ01-02010100-R3A1)
・Ducky channel Ducky Secret M
どちらも形状的に非常に似ていますよね。製造しているのはそれぞれRazerとDuckychannel。
Razerは言わずと知れたアメリカのゲーミングデバイスメーカーですが、Duckychannelは1997年創業の台湾のゲーミングデバイスメーカー。品質を気にする人も多いと思いますが、台湾はHTCやACERなどエレクトロニクス分野でも発展した国であり品質もちゃんとしたものです。
ここで両者のスペックを比較してみたいと思います。(自分が重視した項目を列挙)
・Razer DeathAdder Elite
価格(amazon):7581円
重量:105g
サイズ:70(W)×127(D)×44(H)mm
解像度(DPI):最大16000
センサー:Razer 5G Optical Sensor
搭載マイクロスイッチ:Razer Mechanical Mouse Switch(OMRONとRazerの共同開発)
・Ducky channel Ducky Secret M
価格(amazon):6332円
重量:93.5g
サイズ:64.6(W)x117.3(D)x37(H)mm
解像度(DPI):最大5000dpi (400 / 800 / 1200 / 1600 / 2400 / 3200 / 5000DPI)
センサー:Pixart PMW3310DH(台湾製)
搭載マイクロスイッチ:OMRONマイクロスイッチ×5(D2F-01F)
これらを踏まえて考えた結果、買ったのはDucky Secret M。
サイズも一回り小さくて旧G-Tuneゲーミングマウスの重量(95g)に近い、ドライバも要らない、ラバーも無い、肝心のクリックボタンもOMRON製で1000円安いという観点からSecret Mを選びました。
とは言え、DeathAdder EliteはRazer監修の元、迅速な反応を求めるゲーマー向けに徹底的に仕上げており、非常に魅力的な選択肢でした。
ですが、機動戦士ガンダム0083スターダストメモリーに例えるならば、自分にとってDeathAdder Eliteはガンダム試作1号機FbでDucky Secret Mはジム・カスタムなんですよね。
▲DeathAdder(左)、Ducky Secret M(右)
装甲騎兵ボトムズで例えるなら
DeathAdder Eliteはストライクドッグで、Ducky Secret Mはブラッドサッカー。
▲DeathAdder(左)、Ducky Secret M(右)
意味の分からない例えを纏めますと、DeathAdder Eliteは自分のマウス操作スキルよりも上の過剰な性能を有したマウスなのではないかということです。
16000dpiまで設定出来ても僕が扱えませんし、今回は本格的なゲーミングマウスの入門なので、ある程度高性能なDucky Secret Mにしました。
・Ducky Secret Mの印象、使用感
マウスを持ってみると右のくびれに小指が乗り、中指がホイールの前へ乗りました。結果、中指の先端から手根(手の付け根)まで18cmの僕の手が自然とつかみ/つまみ持ちになっています。流石、つかみ/つまみ持ちに最適化した(ASCII.jp:つまみ持ち&つかみ持ちに最適な小型ゲーミングマウスが登場)ゲーミングマウスだけあります。
そして、ラバーが無くてもPBT樹脂の梨地表面加工が手をガッチリグリップ。つるっと手から滑るなんてことは無さそうです。
軽く机の上で動かしてみるとケーブルが柔らかいので、操作の阻害感を感じず快適。これも特筆したいポイントで質感はお菓子のひもQをしっかりさせたみたいな感じ。伝わらないですね。
▲目を凝らすと分かるザラザラ感が梨地表面加工
次に各種ボタンですが、クリックも重くなく、しっかりスイッチ感のある感触。オムロン製が人気なのも頷けます。また、ホイールをゆっくり動かすとカカカカカッとしっかり噛んでいる感触が伝わってきます。
背面にはDPI調整ボタンとファンクションインジケーターがあり、DPIボタンと左/右/ホイールクリックを組み合わせて各種設定を行います。
▲マウスの背面。4つのインジケーターが特徴的。既に使用しているのでマウスソールに僅かに埃が溜まってしまった状態ですみません……予備のマウスソールが付属しているので交換も出来ます。
▲説明書も日本語で安心
いざ、接続。しかし、カーソルが全然動きません。机の上に直置きしていたら動作しないので、取り急ぎゲーム用マウスパッドを購入。すると、ウソのように正確なポインティング。ここで察しました。ゲーミングマウスは適切な場所でのみ正確なポインティング能力を発揮するのだと。
▲SteelSeries QcK mini マウスパッド 63005
感度ですが、ローセンシな自分は2400DPIでやっています。が、ゲームによってはそれでも高すぎたりするのでそうした場合1600DPIに落としたり、ゲーム内感度をいじれば快適になりますね。
FPSやWoWSなどをプレイした印象ですが大満足です。七色や単色に光りはしますが設定で切れますし、華美なマウスでは無く実用性重視のマウスを求めていた自分のニーズを満たしてくれるマウスだなと感じました。
なによりドライバ無しで挿せば動作するのが大きいです。どのパソコンで使ってもドライバとパソコンの相性は関係無く、同じレスポンスなわけですから。
旧G-Tuneゲーミングマウスの買い替えやつかみ/つまみ持ち用のゲーミングマウスを購入しようとしている方はDeathAdder EliteかDucky Secret Mを検討してみてはいかがでしょうか。SteelSeries QcK mini マウスパッド 63005とセットで購入すれば他のプレイヤーに差を付けるポインティングが出来ること間違い無しですね。